お客様各位
【3月15日:今朝の状况】
※為替(ドル/円):1ドル=118円18銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ: 32,945(+1)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9880(-265)
②午後売: 9894
※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅: 4.5125(-0.1035)
④金: 1959.6(-23.1)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤原油:103.01(-6.32)
※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
①ロンドン午前:1220円
②ロンドン午後:1220円
③N.Y. : 1230円
※ニューヨーク為替引値(円)
118.18-118.2(0.9円安-0.89円安)
【3月14日:昨日の状況】
※国内銅建値1240円(3月9日より-30円)
《銅・真鍮:中国事情》
※20年11月に、銅・真鍮・アルミのスクラップについて
新しいルールを導入した中国、昨年21年が実質、“シン
金属原料輸入制度“元年でした。
※中国政府は、金属純度の高い“製品”のみを輸し、
“スクラップ“の範疇は輸入しないという立場です。
※21年は大きな通関上のトラブルもなく中国のメーカー
にとっては必要な品物を必要な量だけ輸入出来たので、
中国政府が導入した“シン金属原料輸入制度“は、大成
功であったと思います。
※通関上のトラブルがなかったこともさることながら、
中国メーカーの購入買値が「一部の品物について」高か
ったこと(★注)も、日本→中国の輸出増の追い風とな
りました。
※ところが暦年の年末〜春節休暇を迎える2月、中国メ
ーカー購入買値が安くなったと感じています。
例えば、雑ナゲットなどは、日本国内メーカー(伸銅・
精錬)と比べた場合、12月以降は明らかに価格的魅力が
落ちました。
※この点を、昨日、中国メーカー幹部とミーティングし
た処、以下のことが確認できました。
① 中国内のスクラップ購入が比較的順調で、輸入に
依存する必要が低い。
② 政府・省の税金(還付金)がはっきりしていない。
③ 4月以降、票(piao つまり領収証)の発行が可能。
※①あくまで足元の状況、かつメーカー一社の状況なの
で、今後はなんとも言えない。現状は日本からの輸出に
はマイナス要素。
※②と③は近々はっきりし、そうすると購入価格を目一
杯高く出来る。
これは日本からの輸出にはプラス要素ですが、いつから
実行されるかが不明。
相変わらず、仕組みが不透明(謎中:なぞちゅう)です。
★注)昨年一年を通じて、中国の銅系スクラップ価格
が“全て“高いというのは誤まりです。ピカ線などは日
本国内価格が常に高く、日本→中国に輸出されていても
僅かな量だと思われます。
おまけ:吉林省長春や、広東省深圳で、オミクロン株の
感染拡大しているとのニュースが出てきました。 オリ
パラ終了と同時にこうしたニュースが出てくると、何か
情報統制していたのでは?と思ってしまいます。
やはり謎の国。
※雑線(ヤード持込):【3月14日現在】
【1】ワイヤーハーネス:460円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):425円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):380円前後
【4】雑線B :290-320円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。
以上